若い頃、この本に出会った。
クリスチャンではない私だが、この本をきっかけに三浦綾子さんの世界に誘われていった。
同僚に教会で上映会があるからと誘われたので出かけたら、この塩狩峠だった。
小説でも映画でも最後が鮮烈だった。
「真っ白な雪の上に、鮮血が飛び散り、信夫の体は血にまみれていた。」
塩狩峠を家族で訪ねたのも冬だった。
この一文が浮かび、身体は凛とした。
娘もこの本を読み、感動をおぼえたという。
世代を超えて、この小説は問う。
本当の愛とは何か。
最後は辛い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
三浦綾子
- 感想投稿日 : 2023年12月28日
- 読了日 : 2023年12月28日
- 本棚登録日 : 2023年12月28日
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