『いま生きているという冒険』
石川直樹さんを知ったのは、七大陸最高峰登頂の最年少記録がニュースになった時。
写真家でもある石川直樹さんは、世界各地を訪ねたルポを小学生新聞でわかりやすく子ども達に語っている。
図書館で見つけたこの本。面白くてやめられなかった。山が好きな私は血が騒いだ。石川直樹さんのスケールの大きさ、未知なるものへの憧れと情熱に圧倒される。
青春18切符を片手に中2で一人旅。それを皮切りに旅を続ける。インド、チベット。カヌーでユーコン川。苦難と闘い、その土地に順応しながら旅をする。中でも、北極から南極までの旅は圧巻。世界から集まった仲間と地球縦断。その中で女の子に毛糸の帽子を編んでもらったエピソードは微笑ましい。
自転車のペダルをこぎながら、南北問題や戦争と平和について実感として考える。
星の航海術を学ぶために飛んでいって弟子入りする実行力。水がなくなり命懸けの航海の中、島を見つけた時の喜び、星の航海術への確信。
知識でなく知恵で生き抜く術を教えてくれる。
熱気球にも挑戦し、太平洋横断のチャレンジと瀕死体験。
凄い、凄すぎる!
子ども達、中高校生にも読んでほしい。
生きる実感を求めて生き抜く石川直樹さんの生き方に魅了された。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
石川直樹
- 感想投稿日 : 2024年4月21日
- 読了日 : 2024年4月21日
- 本棚登録日 : 2024年4月21日
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コメント 2件
ハッピーアワーをキメたK村さんのコメント
2024/04/21
まいけるさんのコメント
2024/04/21