Zの悲劇 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2011年3月25日発売)
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本棚登録 : 606
感想 : 47
3

やっとX~Zの悲劇を読了。

割と時間がかかってしまった。
物語は全作通してハードボイルド感が漂っている。
情景描写や比喩多めで物語のスピード感はどちらかというとゆっくり。
物語はゆっくりとしたペースで進んでいく。
次から次へと事件が巻き起こりというわけでもなく、
じわじわと事件が起こる。これは3作ともそのような印象を持った。

このZの悲劇だけはサム警視の娘、ペイシェンスの一人称で語られている。
前2作と比較すると、ほんの少しだけ女性向けかもしれない。

3作とも読者が推理するには少し無理がある感じだが、
推理を読んでなるほどなぁと思うタイプの読者には楽しめる作品だろう。

私はある程度犯人を自分で探しながら読む為、
これら3作とも全部外し、それはないだろ~と凹む結果ばかりだった(笑)

しかし3作とも読むことが出来て大満足。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年8月27日
読了日 : 2017年8月26日
本棚登録日 : 2017年8月26日

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コメント 2件

todo23さんのコメント
2017/10/07

あれ、「最後の悲劇」には行かないのですか?
ドルリー・レーンシリーズはX・Y・Z・最後の4部作ですよ

bmakiさんのコメント
2017/10/07

そうだったのですか!?知らなかったです(^_^;)いや、確か前書き的なところに書いてあったかも、、、
見て見ぬ振りをしておりました(笑)
またいつの日か読んでみます(*^^*)

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