ヤクザに弁当売ったら犯罪か? (ちくま新書 961)

著者 :
  • 筑摩書房 (2012年5月1日発売)
3.45
  • (2)
  • (9)
  • (9)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 61
感想 : 10
4

暴力団排除条例の導入により、「暴力団と関係している」と警察がみなせば「この企業は暴力団と関係あり」とされてしまう。
一旦そうみなされて企業名が開示されるとその企業は立ち行かなくなる・・が、「暴力団と関係している」の明確な基準はなく警察の裁量にゆだねられている。
このような条例の導入により警察は権力を拡大、天下り先を確保・・といったような内容。
著者の父親はヤクザだったこともあってか、著者の作品ではヤクザ寄りの記述が目立つけど、中立の視点から見てもこの条例の導入は気味が悪いな、という思いを再度抱いた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年9月16日
読了日 : 2012年9月16日
本棚登録日 : 2012年9月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする