子どもたちが小さかった頃、どれほどアンパンマンにお世話になったことか。
アンパンマンなしでは我が家の子どもたちの幼少期は語れない。
そんな我が家の救世主アンパンマンの作者、やなせたかしさんが亡くなったこともあってか、以前にも増してやなせ氏の著作をよく図書館で見かけるようになり、本作もたまたま目についたので借りてみた。
NHKでのインタビューをまとめたもので、200ページ足らずな上に文字も大きく、本当に30分程度で読了するくらいの分量。
それでもそのごくコンパクトな中に、やなせ氏の哲学がギュッと詰まっていて心をうつ。
東日本大震災でアンパンマンマーチがとても人々の心をとらえたというエピソードも取り上げられているが、それはやはり、やなせ氏の哲学が、本当に助けを必要とする人が本当に必要としているものを訴えていたからなのだろう。
普遍的なテーマは、いつの時代も誰にでも、まっすぐに人の心に届くんだなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説以外(エッセイ・ノンフィクションなど)
- 感想投稿日 : 2014年1月11日
- 読了日 : 2014年1月10日
- 本棚登録日 : 2014年1月10日
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