今日から私の人生の指南書にしたい!それくらい、まっすぐ響いてくるエッセイだった。
いかにもわかったようなエラそうなことを書くでもどんな感動のエピソードがつづられているわけでもない、どちらかというと、力の抜けた、笑いを誘うくらいのトーンに終始しているのに、読んでいる途中で3回もじーんと泣けてしまった。なぜだ?自分でも不思議なくらい。
彼女の小気味よい文章もいい。
こんな風に肩ひじ張らず、身の丈に合った生き方を、それと意識しないでさらっとやっていけたら、とうらやましくもなった。
自分で作ったそっけないほどのお弁当が恥ずかしくて、窓際に座って外を見ながらかきこむ男子高校生を「かっこいい」と評してしまう木内さんが素敵。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説以外(エッセイ・ノンフィクションなど)
- 感想投稿日 : 2013年4月18日
- 読了日 : 2013年4月18日
- 本棚登録日 : 2013年4月18日
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