ミニヤコンカ奇跡の生還 (yama‐kei classics) (yama-kei classics)

  • 山と溪谷社 (2000年10月1日発売)
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感想 : 5
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よく覚えている。
松田さんが遭難して3週間近くもミニヤコンカで行方不明になり、発見されたあの時の騒動。
衝撃的だった。
手足の指先が凍傷のため真っ黒になり切断せざるを得なくなったとか、テントも食糧もなかったとか、漏れ聞こえてくる情報の壮絶さに耳を疑い、こんな状況で人間が生きられるのものなのかと、心底驚嘆した覚えがある。

その後、何やかやと、登山や冒険などに出て遭難しながらも奇跡的に生還した人の話を本で読むようにもなり、人間の底力というものを信じるに至った。
最近、ふとミニヤコンカの名前をどこかで聞き、ああ、そういえば松田さんという人だったな、と思いだし、著作がないかと調べたら本書に当たったので借りてみたのだが…初刊行の時のものを読んだかも…。忘れてた。

そうか、もう30年以上も前のことだったんだなあ。
松田氏は、現在も義足で山に登ったり、講演をしたり、山にかかわる活動を続けているらしい。
人間の生命力、底力の強さにはいつも驚かされる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説以外(エッセイ・ノンフィクションなど)
感想投稿日 : 2013年12月31日
読了日 : 2013年12月31日
本棚登録日 : 2013年12月31日

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