「ぼく」と砂漠でであった王子さまのおはなし。小さな星に住んでいた王子さまは旅に出た。酔っ払い、王様、地理学者の星を巡るが、わかったのは「大人ってよくわからない」ということ。王子さまの星でただひとつだと思っていたバラが他の星ではたくさんあった時、バラが特別ではないことを知る。でもキツネから、「友だち」になるということ、たとえバラがたくさんあるはなでもあの「はな」は王子さまにとっては特別な「はな」だということ、大事なのは目にみえるものを見るだけじゃなく「心で感じる」ことを知る。最後王子さまは星に還るためにヘビにかまれる。冒頭だけ読んだ時は、話の噛み合わない会話だったり、なんだかよくわかんない話だな〜と思ってたけど、実はもっと深いものが込められていた。著者が「ひとりの大人のために書いた」というだけあってこどもにはわかりにくいかもしれないけど。今も愛されている理由が少しわかった。今度は全訳を読んでみたい。2008/08/31
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2008年9月1日
- 読了日 : 2008年9月1日
- 本棚登録日 : 2008年9月1日
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