秀吉の死から関ヶ原に至るまでを、「正史」を忠実にトレースしながら、その裏で交わされていただろう家康と本多昌信や、毛利輝元と安国寺恵瓊などの会話を通じてストーリーが進んでいく。
「知っているお話」がなんでそうなったのかを、会話で追っていくので、つまんなくはないんだけど、途中かなりかったるい場面があったり、いやさすがにそういう話しにはならんだろうとツッコミたくなるシーンが積み重なっていき、だんだん読むのが億劫になってしまった。
しかし、解説的な文章も多いため、戦国ものを読み始めたばかりの人には入門編としては、親切な内容と言えるのかもしれない。そもそもの物語自体は骨太だから、もちろん読み応えはあるのだけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説(戦国時代)
- 感想投稿日 : 2022年11月17日
- 読了日 : 2022年11月17日
- 本棚登録日 : 2022年10月16日
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