名前だけは聞いたことあるな、な戦国武将、立花宗茂の関ヶ原以降の不遇時代から復活までの物語。というと槍働きでグイグイのし上がり、と思うけど、この人、立花の義を通すの一念で、なんというか、背筋を伸ばしたまま復活しちゃう。もちろんそこには悩み哀しみがあるわけだけど、なんだかとても周りに恵まれてて、勝手に盛り上げてくれちゃう。こうやって出世できたらさぞいいだろうな、と思うサラリーマンも多いだろうな。物語的には、もう少しドラマチックがあってもよかったけど、節度を持った上品な文章は読み終わると気持ちがスッキリしてよい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史小説(戦国時代)
- 感想投稿日 : 2018年8月27日
- 読了日 : 2018年8月27日
- 本棚登録日 : 2018年8月18日
みんなの感想をみる