キャラクターの描き方はさすが。けど内容的には響かなかった。ティム・バートンはもっと幼児的な黒い部分が出ている方が面白い。物足りない。
本作は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ジャイアント・ピーチ」「ティム・バートンのコープスブライド」あたりのディズニー出身作家らしいティム・バートン作品が好きな人なら違った感想を持つかも。ナイトメアもピーチも製作なので、ティム作品とは言えないかもだけど。
ティム・バートンに期待するのは、鬱屈した影の部分とファニーな光の部分のバランス。「ビートルジュース」「バットマン」「シザー・ハンズ」「マーズ・アタック! 」といった1990年代までの作品には魅力的なものが多い。作家性が強いタイプの監督なので、自分の気持ちとシンクロする内容だと本領を発揮する。「ビッグ・フィッシュ」は久しぶりにしびれた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2011年7月23日
- 読了日 : 2011年7月3日
- 本棚登録日 : 2011年7月23日
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