グラスホッパー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2008年2月1日発売)
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本棚登録 : 3981
感想 : 318
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評価3.8
audible 10時間2分 kindle 318ページ

元数学教師の鈴木、真面目そうだが大丈夫か?どう見ても悪徳会社に立ち向かえそうもない。加えて子持ちの押し屋、不安だらけのたちあがり。段落毎に語り手がかわり話しはわかりやすい。そもそもが殺し屋の話しであり細かいことは気にせずに行くのがいいだろう。
そうは言っても尾行には気づくだろうし、品川に行くのは頭が悪すぎる。蝉が鈴木を奪う理由も逆効果にしかおもえない。突っ込みどころは多すぎる。
心配は多かったがある程度の伏線は回収される。伊坂幸太郎らしくスラスラ読める。
ただ、よくよく考えると鈴木の1ヶ月も大概だし、劇団もいい連中のはずがない。毒殺した殺し屋は次回作にでてほしいがこことの関連も不明。消化不良は残る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月23日
読了日 : 2023年8月18日
本棚登録日 : 2023年8月23日

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