著者がデビューしてからの2作目の本。
著者の原点のようなものを感じた。
常にあるのが、女性の生き方。
男中心の社会の中で、いかに理不尽な待遇で女性が生きなければならないか、
女性の幸せはどうすればつかめるのか・・・など、
たくさん読んだ本の中でいつも励まされる。
30年前にタイムスリップできて、
人生をやり直せたとしても、
環境や家族は変わらないし、性格も変わらない。
ただ、同年代の女性の心で自分の母親を見られたことは3人の主人公にとって大きな収穫だったと思う。
ラストはどう締めくくるのか、期待わくわくで読んだ。
かつての男尊女卑の時代から、
少しずつは世の中は良くはなりつつある。
少し過剰気味に感じるときもあるが、
試行錯誤しつつ、更に生きやすい時代になればうれしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人間ドラマ
- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月27日
- 本棚登録日 : 2024年3月19日
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