戦後77年を過ぎて、当時の記憶もだんだんと失われつつある。
終戦間もない東京で、焼け野原の中、復興をしようとしている日本。
軍用機を設計して多くの若者を死なせた後悔の設計技師が
安全で早く美しい乗り物を作ろうと、旧国鉄の技師と対立しながらも、
夢の超特急、新幹線ができ上がる。
肉親を失った哀しみを抱える人、大陸からの引き上げ時の記憶等に苦しむ人、
内なる傷を抱えながらそれぞれが懸命に生きていく姿が胸を打つ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月5日
- 読了日 : 2021年5月5日
- 本棚登録日 : 2023年7月5日
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