海底二万里 下 (岩波文庫 赤 569-5)

  • 岩波書店 (2007年9月14日発売)
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本棚登録 : 145
感想 : 14
4

200929*読了
ネモ船長、アロナックス教授との壮大な海の旅が終わりました。
下巻の方がハラハラ度合いが増して、どうなるの?と緊張しながら読むことが多かったです。
南極大陸に到達し、棚氷に行く手を阻まれる場面はこちらまで息が詰まりそうでした。
自分の全く知らない海棲生物たちが次々と列挙され、まるで図鑑を読んでいるよう。
心に深い憎しみを抱えたネモ船長はいったいこの先、どこへ向かい、どのように生きるのでしょう。
ノーチラス号内の図書室は本好きにとってはたまらない空間。図書室に閉じこもって、海底の旅をし、窓から海の中の様子を眺める…夢のような状況ではあるけれど、それが一生続くのならば遠慮したい。笑

「すべての見えない光」で盲目の少女が夢中になって指で追った物語。それだけ夢中になったのも頷けるワクワクとドキドキと、悲しみが詰まったストーリーでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月29日
読了日 : 2020年9月29日
本棚登録日 : 2020年9月29日

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