結果から言ってしまえば、ケリーの復讐は成功しました。
粛々とケリーを追うライアン刑事は、彼を追い詰めていきますが
それは冷酷なものではなくて、「成さねばならないこと」を持った
男たちのやりとりです。
グリシャノフ大佐とザカライアスやCIAの駆け引きもそうですし。
ケリーは自分のしてきたことに自ら幕を引こうとする。
その気持ちはわかります。
潔いというのは、読んでいても気持ちいいですよね。
政府の力や事件に関わった人たちの漢気がケリーを
「クラーク」に生まれ変わらせたわけです。
それでいいのかなと感じる部分もあるのですが
ケリーも新しい家庭に落ち着いたようですし、
野暮は言いっこなしです(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
冒険小説・スパイ小説
- 感想投稿日 : 2013年7月18日
- 読了日 : 2013年7月18日
- 本棚登録日 : 2013年5月20日
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