Kindle Unlimitedで読了。
朝井まかてさん、わりと好きな作家さんなのだけど、この本もっと早く読めばよかった。なんて激しい恋のものがたりだろう。中島歌子は、樋口一葉の和歌の師として有名だけれどそちらの面からばかり取り上げられて、成功する前の足跡は詳しく知らなかった。無論これはフィクションだから、全て史実通りではないのかもしれないけれど。
読み始めたら止まらなかった。女とは、愛する人が支えで、やはり生き甲斐なのだと思う。言葉を奪う熱い思いがこみ上げる一冊だった。本のご紹介としては、誠に要を得ないレビューで恐縮だが、読んでみて欲しい。愛しいというのは、命を賭けるほど恋しいことなのだと、今更ながら思い知った。
それはこれなら、直木賞も穫るであろう。読まないのは惜しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Kindle
- 感想投稿日 : 2021年8月13日
- 読了日 : 2021年8月13日
- 本棚登録日 : 2021年8月13日
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