16のインタビューと立花隆の特別講義 二十歳の君へ

  • 文藝春秋 (2011年1月24日発売)
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感想 : 35
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立花隆ゼミの二十歳シリーズ(勝手に命名)の最新版。
1、2と出ていた文庫版をかなり前のゼミ生だったみたいなので、リバイバル版といったところか。

インタビュアーの年齢がほぼ自分と同じということもあり、感慨深いものもあったが、前回の文庫版ほど心を揺さぶられる機会が少なかったかもしれない。

それは本書が悪いのではなく、あの時の感受性と今の感受性に違いがあるからに違いない。

人はそれを「大人」になったというのかもしれないが、そんなのFUCK ITで、むしろ「成熟」したという表現に近いかもしれない。

リリーフランキーのようにいつまでもセックスを楽しみ、

藤子不二雄Aや糸井重里のようにウィットに富んだ大人になりたい。

「狩りしかやっていない人たちの間で、裏庭で田んぼやってる。それでも収奪されたりする。どうしたらいいんだろう。逃げて逃げて、生き抜いたのが今の人類の祖先ですから。」糸井重里

この人とだったら幸せになれる」よりも「この人となら不幸せになってもしょうがない」の方がよい。そう思って一緒になったら、そのあと不幸せになっても「俺たち失敗したなぁ」って言いあえる。糸井重里

「どんな職業でもその人が持っているイマジネーションの部分っていうのは一番大切なものだから、その部分を捨ててきて「私はネジで結構でございます」なんて学生は採りたくないね。リリーフランキー」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドキュメント
感想投稿日 : 2013年1月26日
読了日 : 2013年1月26日
本棚登録日 : 2013年1月26日

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