ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

  • 日経BP社 (1995年9月26日発売)
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感想 : 645
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経営者が本来読むような本なのだけど、そんなことは関係なくビジネスマンなら読んだほうがいいかもしれない。別に会社のトップがこの本に書かれていることを意識しているかはわからないけど、もし自分で会社を作ったり、なにかを始めるならこの本の考え方は必要になってくると思った。

以下、印象的なシーン
1. 長く続く組織を作り出すことに注力する。時を告げるのではなく、時計をつくる
→qpmiサイクルの本にも書いてたなぁ。時を刻むことは人の心にも刻まれることかも
2.明日にはどうすれば今日よりうまくやれるか
→これはどんな人でも実践できるのでは。限られた時間の中で沢山の試行を回したい。もちろんちゃんとやったことは記録しないといけないけど。
3.企業として早い時期に成功することと、ビジョナリーカンパニーとして成功することとは、逆相関している
→すぐできたものほどすぐ役に立たなくなるに通じるものがあるなぁ
4.理念をしっかりさせ、カルトのような同質性を求めることにより、企業は従業員に実験、変化、適応を促し、行動を促すことができる。
→根幹は持たせつつもある程度は自由にやらせること。会社として芯は示してあげる必要があるのだろう。
5.試してみよう。なるべく早く。じっとしていてはだめ
→まずはなんかやれ的なことだけどコレが案外難しい。闇雲にやればいいってもんでもないし時間は有限だし。でもこの姿勢は大事だと思う。
6.HPが何をやっているかと同じくらい重要な点は、何をやっていないか。
→5と矛盾するような考え方だけど、おそらく大事なポイントは芯(目的、一貫性)があるかないかではないだろうか。それが芯を捉えたことであればたくさん試行すべきだと思う。
7.オズの魔法使いの魔法使いは本当は魔法使いではなくただの手品師だった。ビジョナリーカンパニーを作り上げた人たちも必ずしも偉大な人だったわけではなく、ごく普通の人だった。単純さは安易さを意味するわけではない。
→どんなときでも、どんなことでも自分を芯を大事にして進めってことなのかな。誰だって何かしら苦労したり嫌なことがあるから一喜一憂せずに現実と向き合っていこう、、、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月16日
読了日 : 2020年6月16日
本棚登録日 : 2020年4月15日

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