学生時代、受験勉強として著名な書籍と作者を覚えるということをした。大変無駄な労力であり、わずかしかない記憶のための脳スペースをこのようなことに使うのはもったいないのではないか、とか、ブツブツ思いながら暗記した。
時を経て。
あの頃暗記したおかげで有名な書籍の書名は知っているので、ちょっとした会話に不自由はないが、しかしそんな表面的なことだけで内容を知らずにこのまま人生を終えていいのだろうかと…時々思っていたのだ。
あらすじだけ集めたものを読もうかと思ったこともあったし、実際、手に取ったこともある。だけどあらすじだけを読んだところで、読書の楽しみは得られず、それでは受験勉強と同じだし、すぐに忘れる。
そんなところに最近よくある「新訳」本を入手。訳が現代文なので読みやすい。
しかもこれは狂言の野村萬斎氏が舞台で上演するために訳を依頼し、舞台セリフとして何度も声に出し読み、磨きをかけたそうで。確かにスイスイ音が頭に入ってくる。
さらに解説もついているのでわかりやすい。
えぇと戯曲としては楽しいのでしょうね。
しかしこのハムレットがこれほどまでに人類に愛され、読み継がれる理由までは、、、私には分からなかった…かな。タハハ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014
- 感想投稿日 : 2014年7月6日
- 読了日 : 2014年7月6日
- 本棚登録日 : 2014年7月6日
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