悲しみは早馬に乗って (集英社文庫)

  • 集英社 (2008年4月18日発売)
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感想 : 6
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ギルマンの最新出版本。8本の短編からなるが、私は3本読んだところで終了。ギルマンのエッセンスは感じられるんだけど、物語がいつものように面白くない。短編だから?それとも作者の高齢による体力低下のため?と勝手に想像して本を閉じた。ギルマン本にはいつも翻訳者の柳沢由実子さんの解説がつく。これが好き。そんなわけで今回は3編読んだところで解説へ。するとこの本がギルマン本として翻訳する最後の仕事であろう、この8編はギルマンの初期の作品であり、アメリカ国内では書籍化されていないものを、今回こうして書籍にできた云々とあった。なるほど納得だ。そして解説の〆に、これまで長い間ギルマンを愛読してくれた読者に感謝するとある。柳沢さんが愛情をもってこのギルマン本を翻訳していたことが強く感じられ、はらはら涙を流してしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドロシーギルマン
感想投稿日 : 2011年6月26日
読了日 : 2011年6月26日
本棚登録日 : 2011年6月26日

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