親になってもわからない 深爪な子育てのはなし (eロマンス新書)

著者 :
  • KADOKAWA (2022年2月2日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 8
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ーー内容ーー
主婦でコラムニストの深爪さんの子育て本。独自のキレ味と表現が評判を呼びTwitterフォロワー数20万人。2児の母として子育てあるあるネタがおもしろおかしく書かれているので、共感と笑いが絶えない一冊。

ーー感想ーー
子供を放っておく勇気も必要だ、という一節を読んで、過去に紹介したモンテッソーリ教育の本に「子供には手出し口出ししない」と書いてあったことを思い出した。

一方、メンタリストDaigoさんや謎解きクリエイター松丸亮吾さんら4兄弟を育てた母は『松丸家の育て方』の中で、相当な教育ママであり、子供に勉強をさせるために必死だったと書いてあった。

手出し口出ししまくり、である。

結局、何が正解なのか。

この本にも「子育てに正解はあるのか?」の問いに、手探りで進むしかないという結論があり納得した。

そう、正解はない。

もっと言うと、“一般的な”正解はない。

ここからは持論となるが、「答えのない時代」と言われて久しい現在において、答えがないからといって探さないのは本末転倒だ。

“一般的な”答えがないからこそ、“自分なり”答えを探す必要がある。

子育てで、どの程度手出し口出しすればいいのかは、子育て本で散々書かれている。

でもそれを片っ端から真似したからと言ってうまくいくはずがない。

この本だってそうだ。不登校や勉強、性や恋愛について書かれているが、あくまで深爪さんなりの答えが書かれているわけで、まんま取り入れてもうまくはいかないだろう。

だから。

これをきっかけに“自分なりの”答えを見つけるのが大事。

今のところ私は放任気味なので、もう少し手出し口出ししてみようと思う。

あなたなりの答えは何ですか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子育て
感想投稿日 : 2023年4月3日
読了日 : 2023年3月9日
本棚登録日 : 2023年1月18日

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