一駅一話! 山手線全30駅のショートミステリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社 (2023年11月7日発売)
3.12
  • (1)
  • (7)
  • (13)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 266
感想 : 11
3

JR山手線全30駅をテーマにした30篇+1篇が収録された短編集。
1篇が9頁と短いものの、どの短編もドラマ性あり。

人の優しさを感じるものから、ホラー、SF、イヤミスと内容もバラエティ豊かで面白かった。

印象に残ったのは、六駅目【新橋駅】の『はじめまして』
SNS上で起きた思い込みによる不幸と転落。
実際に起こり得る可能性を秘めていて恐ろしい。

九駅目【神田駅】『鼻男』はユーモアもあって結末にほっこり。

二十五駅目【代々木駅】『過去の代償』は因果応報とも思える復讐劇に震える。

ブラックな内容多めだが、隙間時間にオススメ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月17日
読了日 : 2024年3月16日
本棚登録日 : 2024年3月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする