短編ならではの無駄のない文章が、
変えようのない冷徹なルールを船長と密航者に突きつける。
誰もが読みながら、この残酷なこの方程式の抜け道を
兄に会いたいが為に密航してしまった少女のために考える。
「どうすれば彼女を、非情な宇宙の海に放り出さずに済むのだろうか」と。
宇宙空間に漂う彼女だった残骸を見つめて、彼はなにを考えただろうか。
読み返せば涙が出そうになる。
読書状況:読み終わった
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興味深い(`・ω・´)
- 感想投稿日 : 2012年4月30日
- 読了日 : 2012年4月30日
- 本棚登録日 : 2012年4月30日
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