「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術

著者 :
  • 大和書房 (2009年8月21日発売)
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本棚登録 : 889
感想 : 117
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本書を借りるつもりは全くなかったのだけれども,
目に付いたので,速読の練習に借りてみた。

タイトルにある「読む・書く・話す」を
一瞬でモノにする技術の本質を述べれば,
要するに,身体性を大切にしよう――ということなのだろう。

身体性は,斉藤さんのどの本にも通底している思想である。
中高生が,本書を読むと得るものは多いだろう。

ちなみに,『究極の情報源は「人と会う」』の節で,
斉藤さんが東電の勝俣恒久会長をインタビューし,
会長の人となりに少し触れている。
勝俣会長は,非常に誠実で公正明大なお方らしかったです。

本書が発行されたのは,2009年8月。
つまり,震災の前である。

あの震災後,逃げ回っていた会長を知っているだけに,
公正明大との評価に,思わず噴出してしまった。
身体性に頼りすぎるもの問題であることの証左かもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 000 総記
感想投稿日 : 2013年5月2日
読了日 : 2013年1月11日
本棚登録日 : 2013年4月24日

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