本書を借りるつもりは全くなかったのだけれども,
目に付いたので,速読の練習に借りてみた。
タイトルにある「読む・書く・話す」を
一瞬でモノにする技術の本質を述べれば,
要するに,身体性を大切にしよう――ということなのだろう。
身体性は,斉藤さんのどの本にも通底している思想である。
中高生が,本書を読むと得るものは多いだろう。
ちなみに,『究極の情報源は「人と会う」』の節で,
斉藤さんが東電の勝俣恒久会長をインタビューし,
会長の人となりに少し触れている。
勝俣会長は,非常に誠実で公正明大なお方らしかったです。
本書が発行されたのは,2009年8月。
つまり,震災の前である。
あの震災後,逃げ回っていた会長を知っているだけに,
公正明大との評価に,思わず噴出してしまった。
身体性に頼りすぎるもの問題であることの証左かもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
000 総記
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2013年1月11日
- 本棚登録日 : 2013年4月24日
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