ブックガイドブックは好きだ。とはいえ、古本や珍本・奇本の類に限られるけれど(笑)
で、この本で紹介されている書籍の多くは、現在でも入手可能である。ただし、そのタイトル通り全く売れていないであろう…
著者は自重気味に語る。『自宅で夕食会というとき、それが金持ちの家だったら「友達も連れて行きたいんだけど」と言っても、用意が無いからと迷惑がられるだろうが、貧乏人だったら「いいよ、みんなでわけよう」ということになる。そう無理矢理信じて、僕もまた本を買い続けてきた。売れない本を作って、売れない本を買って……そうやって本まみれの無駄な人生を、いつか終えるのだろう』
売れる売れないと言う、もっとも基本的なスタートラインを結果的に飛び越えて(あるいはくぐり抜けて)、そうやって本バカは生きてゆくのか。絶版本はできるだけ僕が買って手元に置かなきゃ、いつかこの世から無くなってしまうと思う私も、馬鹿の末席に加われるだろうか(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2014年12月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年12月7日
みんなの感想をみる