先生はいつもやさしい (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2009年10月30日発売)
4.43
  • (9)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 7

タイトル:先生はいつもやさしい
著者名:あさぎり夕
イラスト:穂波ゆきね
出版社/発売元:集英社
シリーズ名:コバルト文庫
発売日:2009年10月出版
ISBN:4086013517
税込価格:520円

■Story■
悩みを抱えている高校二年生の榎本青。
そんなとき、新宿二丁目で見かけたのは地学教師の仁科だった。
ふたりきりの地学実験室で、仁科は言った。「寝てみるかい、僕と」――。
“いけないこと”をする期待と誘惑に流されてしまった青は、
仁科の身体とテクニックに溺れていく。
彼への思いを恋だと自覚した青だが、仁科が過去に起こした事件を知り…!?
切ない禁断ラブ、特別ショートマンガつき。


■カップリング■
【攻】仁科高志/にしなたかし(28)地学教師
【受】榎本青/えのもとあお(16)高校二年生


■感想■
冒頭の穂波さんのショートマンガに心が掻っ攫われる。
切なく揺らめく瞳の少年に釘付けだ。
自分の気持ちが何なのか…必死に答を見つけ出そうとあがく青に、
「大丈夫。きっと悩みは解決できるから!」と、エールを送っていた。
仁科の経験豊富な大人の態度には、
いくら悩みを解決してくれるかもしれない人物であっても
純粋な青を託したくないと、幼馴染の翔太と同じように感じたものだ。
最後の最後に…やっぱりな、と思わせるオチがあり、
良かったんだか…どうなんだ?と、少し複雑な気分になった。
この話は、穂波さんのイラストがあってこそだと思う。
ロマンチストな教師と生徒のラブが好きな方にはおススメ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年6月22日
読了日 : 2009年11月15日
本棚登録日 : 2011年1月11日

みんなの感想をみる

ツイートする