タイトル:狼伯爵 ~永久のつがい~
著者名:剛しいら
イラスト:タカツキノボル
■Story■
撃たれた狼を助けた獣医の良宏。
ある夜、狼は美貌の男へと変貌し、番となる同族の良宏を探していたと告げる。
その男・カイルは百年程前、狼伯を継ぐ者として生まれ、
儀式を経て人狼となったという。
驚愕する良宏だったが、言われるがまま逞しい体に噛みつくと
甘美な興奮を覚えた。
さらに、それこそが番の証だという、
体だけでなく心までも繋がる“同調”によって、深い悦楽を教えられる。
己に眠る人狼の血に目覚め始めた良宏。だが、人狼ハンターが迫り―。
■感想■
狼の凛とした姿が大好きだ。できることなら、狼を撫で可愛がりたい…。
それをこの作品では実現してるのだ。なんとも羨ましい。
ただの動物作品ではなく、ちょっと空想のような物語ではあるが
凛とした狼の姿が手に取るように想像できるのは、とても嬉しい。
涙する場面もあるが、結果として幸せな結末となる。
読み手として複雑な心境な部分もあるが、作中で出てくる映画を観てみたい。
逞しく美しい…そんな男性がお好みな方にはおススメ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年6月7日
- 読了日 : 2008年8月9日
- 本棚登録日 : 2008年8月9日
みんなの感想をみる