英国の労働者階級のおっさんたちの日常をブレディさんが紹介する。おっさんたちが直面するEU離脱投票や緊縮財政など。
『パリのすてきなおじさん』(金井真紀)も、おじさんたちのカッコよさ、移民問題について、生き方で読み応えバッチリですが、こちらもブレディさんが英国の今、おっさんたちの生き様をおもしろく描いています。社会的問題こそは違うけれど、問題に立ち向かう姿とか、普通の生活や日々のこと、恋愛・結婚についてストレートに描かれ、こう言ったのは英国だけでなく、どこでも通じるところがあるんだろうなあ、周りを見回してしまう。気難しいおっさんも、個性的なおっさんも、社会を自分の足で歩いてきたんだろうし、みんな社会をダメにしようと頑張っていたわけではないだろうし、それぞれの苦労があって今がある、少しはおっさんたちに敬意を払わなくちゃね。
本を通してですが生の声を聞くことで、新しい世界が見えてきたようで刺激的でした。面白おかしく描けるブレディさんだからこそかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月13日
- 読了日 : 2020年8月1日
- 本棚登録日 : 2020年9月13日
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