十三階の神

著者 :
  • 双葉社 (2018年7月18日発売)
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本棚登録 : 236
感想 : 46
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公安秘密組織、十三階の女・黒江の第二弾。かつてテロを起こした宗教団体に黒江の母が入信してしまう。信頼を寄せる上司・古池も行方不明に。母を脱会させるべく、宗教団体の暴走を止めるべく、黒江は奔走するが…。黒江に関することは、今回もかなりハードな内容だ。それは置いておくとして、全体として誰が敵か味方か、真相はどうなのかで最後までハラハラドキドキ。黒江と古池の絆、人間としての弱さ、読ませました。宗教にのめり込む理由、黒江が十三階で働く理由、誰もが何かに入れ込んでいるということ、同じだということ。しかし、古池とのことは良かったですが、最後まで家族があんなになるなんて辛い結末です。いやもう、どうにかしている世界だけれど、小池との仲も見守りたいし、その後の世界も読みたいし。黒江の激しい生き様に今回も圧倒です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年9月27日
読了日 : 2018年9月26日
本棚登録日 : 2018年9月27日

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