小春日和: インディアン・サマー (河出文庫 か 9-1 文藝COLLECTION)

著者 :
  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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本棚登録 : 558
感想 : 61
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「BOOKSのんべえ」を読んで、気になって購入!

大学に通うため、叔母さんの家へ居候するところから始まる桃子さんのおしゃべりをずっと聞いているような本。
最初は、一文が長くて読むのに戸惑いましたが、慣れてくると絶妙な語り口調がクセになります笑
犬のビヤホールのまねの件は声に出して笑いました笑

桃子さんや親友の花子さんの家庭環境にしばしばスポットが当たりますが、個人的には酒好きな2人がシーンごとに色んなお酒を飲み交わす描写が好き!
しかもあんだけ飲んでいたのに、桃子さんが成人するのは話の後半という…

80年代の大学生活ってこんな感じだったのかな〜
今とは少し違う街や当時の流行に思いを馳せて、ノスタルジックな雰囲気を味わえました。
家でお酒を飲みながら寝転がって読むと、なお物語の世界に浸れる気がします笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023
感想投稿日 : 2023年12月10日
読了日 : 2023年12月10日
本棚登録日 : 2023年11月1日

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