ラウル・ルイス監督、ジョン・マルコヴィッチ主演。
クリムトの伝記映画と聞いて観たんですが、死の直前のクリムトのフィクションがかった回想と精神世界を描いた映画。モデルを使って製作しているシーンは多かったんですが、肝心の作品はあまり出てこなかったのが残念。とにかくクリムトの女性への憧憬と愛着、ファム・ファタールである“レア”への執着は一貫して伝わってきました。映画の中で常にエロスとタナトスを感じさせつつ、現実と虚構が入り混じる雰囲気を醸し出した演出は良かったと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2006~2010
- 感想投稿日 : 2008年11月28日
- 読了日 : 2015年9月27日
- 本棚登録日 : 2008年11月28日
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