やっぱり粟津さんが一番強烈だ。デザイナーという職業のパイオニアたちって、正規のデザイン教育を受けてない人ばかり。自分自身をとことん突き詰めて、熱い時代を泳ぎきった人たちがビッグネームになってる。
あとは戦時中の図案家たちが国民の戦意発揚へ駆り出されたエピソードも印象的。良くも悪くも、視覚的な情報は人々の心を動かすのは世の常か。良心と投獄/徴兵の恐怖の狭間で揺れ動く心。著名なデザイナーもやっぱりいち人間。でも戦争は良くないよ、やっぱり。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年5月8日
- 読了日 : 2013年5月8日
- 本棚登録日 : 2013年5月8日
みんなの感想をみる