介護がラクになる マンガ認知症ケア (介護ライブラリー)

  • 講談社 (2008年11月28日発売)
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感想 : 6

<印象に残ったこと>
*「認知症ケアに必要なのは医療や特別な専門性ではなくて、ふつうの人の『想像力』と『創造力』だと思うにいたった」
*「目の前の老人の置かれた状況、その気持ちへの想像力だ」
*「想像力のおよばないところを“異常”と呼ぶ」
*「どうすれば落ち着いてもらえるか、とにかくやってみる想像力だ」
*「創造力のないところに薬や抑圧がやってくる」
*「原因は、『認知症』ではなくて環境や介護のあり方」
*「原因は、脳ではなくて人間関係、老人と介護者の相性ということになる」
*「体の中から違和感があって、その原因がわからないものですから、問題行動という形でそれを訴えているのです。したがってそれを薬などで抑えてしまうのは二重の意味で誤り」
*「せっかくの老人の自己表現の機会を奪うことになり、もう一つは身体不調を見逃してしまうことです」
*「慢性疾患の悪化も忘れてはなりません。高血圧や糖尿病の認知症老人は、その症状を問題行動で教えてくれているのです」
*「家に帰る」は回帰型
「便秘や脱水、発熱や慢性疾患の悪化を、徘徊という形で私たちに訴えてくれているのだと考えてみてください」
*「老人を大事にするということは、老人の生活習慣を大事にする」
*「老いて要介護状態になった自分が自分だと思えないのです。それが介護拒否として表れます。老いた自分自身を受け入れられるようになるまての、時間をかけた関わりが求められています。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 啓発
感想投稿日 : 2012年4月24日
読了日 : 2012年4月24日
本棚登録日 : 2012年4月24日

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