はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに (福音館の単行本)

著者 :
  • 福音館書店 (2017年9月6日発売)
4.21
  • (37)
  • (23)
  • (10)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 520
感想 : 33
5

児童精神科の佐々木正美氏の著者。子育てをする上で「母たるもの」がいかに大事かということを知りました。子どもは、親から無条件に愛されることを感じて成長していくもの。
依存と反抗を繰り返して、自己肯定を高めて、自立していく。
早期の母親との関係で、愛着を形成していく赤ちゃん。

人は生きていくうえで「根拠のない自信」が必要ということが書かれています。根拠のない自信とは、幼い頃に母親との関係の中で、愛着が充分に続くであろうことを確信すること。これが自己肯定感につながることだと思います。

人を信じられるか、そして自分を信じられるか。
それは「根拠のない自信」を持ってないと、そ」が揺らいでしまう。

佐々木先生はあとがきで「育児の基本は、子どもがその一生をとおして、よい人間関係を持ち続けらるように育てること」と書かれています。

子どもをどんな時も愛すること。一生懸命可愛がって育てること。
簡単だけど難しい。このことを、心に留めておきたいと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年10月12日
読了日 : 2019年10月12日
本棚登録日 : 2019年10月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする