へらへらしたアダムの言葉に翻弄されあたふたするジョエル、二人の会話のテンポがとても気持ち良い流れで面白かったです。
空想上の国とはいえ装飾などが嘘臭く感じない世界観の纏まりなどを始めキャラの心理描写まで全てが安定のツタ先生で読んでいても安心感がありました。
ジョエルに本気になってしまい、いつものやり方で落ちてこない彼をどうすればものに出来るか悶々考えているアダムの挙動が面白く、ジョエルもジョエルでアダムのことがどうでもいいわけではなくて、むしろ大事だからこそ友達でいたいと願っている…公私ともに実直で優しい人物でそれぞれに愛嬌があります。
言ってしまうとまだ1巻の段階ではくっつかない2人なのでひたすら「はよくっつけや!」と焦らしてくる感じが憎らしい
あえて肌を晒さず日差しでシャツから透ける身体をアダムが覗き見るとか…ちょっとマニアックな感じがたまりません、もう続きが待ちきれない!
この話にはアダムとジョエルのほかにもう一組カップリングが存在するのでそちらの成り行きも目が離せません。
あとツタ先生のあとがきいつも面白すぎです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Manga
- 感想投稿日 : 2015年6月29日
- 読了日 : 2015年6月29日
- 本棚登録日 : 2015年6月29日
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