チンギス・カンの孫にあたる世代の物語です。
主役はチンギス・カンの長男ジュチの嫡子バトゥ。
ちょうどモンゴル帝国が安定期に入る前の二十年間位の期間の話です。
偉大な英雄によって作られた大帝国のカン位相続に絡む物語の展開が面白かったです。
それとモンゴル帝国がヨーロッパ方面への西征の実質的指導者としてのバトゥの活躍も読み応えがありました。
バトゥはヨーロッパで言われる「タタールのくびき」の体現者的な存在のようです。
従兄弟で盟友のモンケ(クビライ・カンの兄)とのやりとりも物語を面白くしてくれてました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2011年1月16日
- 読了日 : 2011年1月16日
- 本棚登録日 : 2011年1月16日
みんなの感想をみる