陰陽ノ京 巻の二 (電撃文庫 わ 4-5)

著者 :
  • メディアワークス (2002年2月10日発売)
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感想 : 24
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平安時代の陰陽師の有力家系・賀茂氏に連なる慶滋保胤を主人公とした伝奇ファンタジー第二巻。昏睡状態に陥った貴族を診断に訪れた安倍晴明の息子、吉平だったが、父を待つ間に調査を進めようとして逆に事件に巻き込まれてしまう。そこには父晴明も深くかかわる過去の因縁が待ち構えているのであった。

ということで、ほとんどは晴明親子をメインに話が進んでいく。そしてお膳立てが済んだ後に、主人公保胤がおいしいところを全部持って行った感じ(笑)それも最終決戦というよりはあっさり片付いてプロローグ感すらあるのだけれど、まあ、敵方を悪く貶めすぎないためにはこれくらいでオチをつけるのがいいのかもしれない。綺麗事が過ぎると言えなくもないが、本作の保胤のキャラならこれまたこれくらいでいいのかなと思う。

保胤と時継、吉平と貴年のカップル描写もちょいちょい。吉平はちょっとタラシが過ぎるなあ(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2023年9月9日
読了日 : 2023年9月7日
本棚登録日 : 2023年8月8日

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