自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

  • サンマーク出版 (2017年8月10日発売)
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本棚登録 : 164
感想 : 21
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「RAS」の仕組みが印象的。「RAS」とは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きのこと。目標を手書きすることで、RASの指示を受けた潜在意識が目標達成に向けて動き出すという。
この仕組みは理解できる。実際に、手帳やメモ用紙に今日やりたいことを書いておくと、それに向かって自分自身が無意識のうちに行動を始めている。これは、まさにRASの仕組みなのかもしれないと思う。
筆者は夫婦であり、「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者。大ベストセラーになったこの本が出版される前、筆者である夫婦はどん底にいた。前に出版していた本が売れて裕福な暮らしをしていた。けれど、失敗する出来事が起き、破産し、病気にもなった。しかし、それに対して落ち込む期限を決め、手段はわからないけれどなりたい姿をRASに送り込んだ。その結果、「話を聞かない男、地図が読めない女」という本につながった。
ただ願っただけではない。住まいを他国へ移したり、本を書く、営業するという行動が伴ったからこそ、実現化している。病気も、たった3%しかない方法にかけて行動している。それらは端から見ると無謀な行動にも見える。成功したからこそ、RASに念じてうまくいったといっているようにも思える。
「数のゲーム」はスピリチュアルでなく、現実的な法則で良いと思った。筆者が営業食だったころ、56人に1人が保険勧誘にのってくれたので「1: 56」。つまり、法則に基づいた人に声をかければ、確実にうまくいくので、それを目標にすればよいということ。

そのほか、印象に残ったこと。
・心からの情熱を注ぎこめることを見つけ出し、それを次のページのリストに具体的にはっきりと書こう。
・「何をやってもうまくいく人」には、どこの国の人であろうと一つの共通点がある。困ったことが起こっても、おもしろおかしい面を見つけ出すコツを身につけている。
・全米医師会(AMA)の推定によると、 病院で治療される病気の 80 パーセント以上はストレスによるものだという。 また、がんやその他の大きな病気の 85 パーセント以上はストレスが引き金になることがわかっている。
・人生ではつらいことも起きるが、どんなできごとにも、おもしろおかしい面はある。それを探そうと決めるだけでいい。深刻なできごとほど、楽しいことにできるはず

行動指針
・つらい出来事に対しても、面白い面を見つける。楽しい出来事にする。
・数のゲームを考える。
・RASの活用を考え、期限を決めてみる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年12月18日
読了日 : 2021年12月18日
本棚登録日 : 2021年12月18日

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