ガラスの仮面 1 (白泉社文庫)

  • 白泉社 (1994年3月17日発売)
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感想 : 162
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文庫版で22巻まで再読
いわずとしれた演劇マンガの古典
1976年と40年前に始まった作品だけに
一周回って新しい 一周半回って古い 二周して新しいを
何十周も経ていながらも
未完なので時代を越えられず中途半端にバラバラな一作
少女マンガとしてもはやどうしようもない段階に何十年も前に到達してしまっているが
演劇ものとして主人公たちの目指す方向も
例えば『二人の王女』のオーディション場面のように
役者としてなのか演出家としてなのか激しく迷走
部分ごとの説得力はとてもあるだけにまとまっていないのがとても残念な作品
30年前は作品が10年越しに続いた段階で作者がサイボーグ視されるほどだったが
読者が望み続ける限り作品が続き続けるつけることは第一に作者の責とはいえ不幸だと思う

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年10月17日
読了日 : 2018年1月3日
本棚登録日 : 2018年10月17日

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