エレクトリック

著者 :
  • 新潮社 (2023年5月31日発売)
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本棚登録 : 406
感想 : 43
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「デッドライン」「オーバーヒート」と進み、今回は主人公が高校生。「デッドライン」で孵化しかけて、「オーバーヒート」で蝶々になって、この「エレクトリック」はさなぎという感じ。高校生なので家族と住んでいて、そのかかわりを丁寧に描く。最後には自らを目覚めつつある性への扉に近づく。

舞台は宇都宮。雷都に雷様、なじみのある土地なので、主人公の鉄道沿線の家とか、最後の繁華街の描写は、あそこらへんなのか?などと想像してしまった。また主人公の家は街の中心部からは少し離れていて、中心部に行くことを「街へ行く」といっているのは、同じだなあ、などと思った。

2023.5.31発売

「新潮」2023.2月号掲載時に読んだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・小説・エッセイ 日本
感想投稿日 : 2023年7月10日
読了日 : 2023年7月10日
本棚登録日 : 2023年7月10日

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