図説 英国の住宅 (ふくろうの本)

  • 河出書房新社 (2018年2月24日発売)
3.71
  • (2)
  • (10)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 164
感想 : 6
4

イギリスでの家と土地に対する考え方、イギリス各地の特徴的な家の説明がカラー写真と図入りで示され興味深い。3年前イギリス旅行した時、半地下の部分、くっついた街なみ、統一感のある造りなどの理由がわかった。街なみ保全の「コンサベーションエリア」の法律があるようだ。9800か所あるとか。イギリスのドラマに出てくる家の造りの理解に役だった。

イギリスでは家と土地は一体で、家はその土地から「生えている」と表現するそう。土地だけ買って新たに家を建てる、というのはあまりないそうだ。土地がほとんど王室や大貴族、教会が持っているという事情もあるようだ。土地は所有するものではなく「利用するもの」。香港の99年所有もその考えによるとのこと。また日差しが弱いことから、南向きの窓から射す日光などというものには執着しない。都市部では裏庭が一般的で庭も部屋の一部として捉えている。



2018.2.28初版 図書館

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・地理(世界)
感想投稿日 : 2020年11月21日
読了日 : 2020年11月20日
本棚登録日 : 2020年11月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする