暴力の中で育ち、愛を知らないヤクザが暴力に怯えず、自分に対等に接する少女に出会い、人と向き合い接する事を知る。
姉や甥、事務所の社長、そして憎み続けている父親。こんなに近くに自分を愛してくれている人たちが居ることに気付く。
ヤクザから足を洗い、少女と皆と共に陽の当たる世界で生きていこうとするが、犯した罪は消えず。無情にも暴力の因果に殺される。
あとに続く看取るシーン、一人のヤクザもとで集まったそれぞれ無関係の人々が本人がいなくなった後も集まり、笑い合うシーンは胸を締めつけ
まさに息もできない
ラストシーンで少女は弟とヤクザを重ねるが
弟を救えるのか、それとも母親のように…
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年1月18日
- 読了日 : 2017年11月6日
- 本棚登録日 : 2017年11月6日
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