坂の途中の家

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2016年1月7日発売)
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本棚登録 : 2300
感想 : 330
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''23年4月25日、Amazon audibleで、聴き終えました。確か、十数年ぶりの、久々の角田光代さんの作品。

なかなかに、凄い小説でした。

アカの他人の事件の補欠裁判員に指名され、裁判を審議していく過程で、いつの間にか被告人に自分自身を重ねていく主人公…自分も、夫と義父義母、娘との間がとても危うい状態である事に気づき…と、苦しい内容でした。
事件を考察することで、主人公が自分を取り戻していく(?諦めていく?)過程が描かれていました。

なんという恐ろしい話ಥ⁠_⁠ಥ
「皆、スレスレなんだよ!」と、首に刃物を当てられたような気がしてます。いや、刺されたのかな?終盤、冷たい汗が出ました。

角田光代さん、audibleに何冊かあるので…もう少し聴いてみます!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Amazon audible
感想投稿日 : 2023年4月25日
読了日 : 2023年4月25日
本棚登録日 : 2023年4月25日

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