めぞん一刻 1 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1982年5月1日発売)
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本棚登録 : 595
感想 : 61
4

もやは説明する必要が無いであろう、有名ラブコメ漫画「めぞん一刻」。
亡くなった夫を忘れられない未亡人のヒロイン響子さんと、作中ではダメな奴と言われつつ何だかんだで根は良い奴な浪人生五代君。
序盤から好き好き言い続ける五代君へ、響子さんの心が動く日は来るのか・・!?


・・と、引っ張ってみましたが、「読んだ事無いけど大筋は知ってる」って人も多いんじゃないかなぁ。
全15巻で決着着いてます。
ちょっと「じれったさ」を超えて間延びしすぎなんじゃないかなぁと思う部分もあるけれど、やっぱり面白いです!
高橋留美子さんの作品は何作も読んだ事が有るけれど、コメディもシリアスも話作りが上手いんだよなぁ。

変人揃いの一刻館住人も楽しいけど、響子さんのお父さんや五代くんのおばーちゃんは良い味出してますよね。
お義父さんとして見守り続けてくれている、総一朗さんのお父さんも良いなー
よくある当事者だけの世界観じゃないんですよね。



何だかんだ名シーンはあるけれど、終盤の五代くんが自分の好きな女(ひと)について一人で呟くシーンが素朴で好きだなぁ。

「やきもち焼きで
 早とちりで
 泣いたり
 怒ったり
 だけど

 その女(ひと)が微笑うと
 …おれは最高にしあわせなんだ…」

そんな気持ちを持てる相手が好きって、良いですね!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2013年2月15日
読了日 : 2013年2月15日
本棚登録日 : 2013年2月15日

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