「知」の欺瞞――ポストモダン思想における科学の濫用 (岩波現代文庫)

  • 岩波書店 (2012年2月17日発売)
3.88
  • (13)
  • (25)
  • (10)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 513
感想 : 28

くっそ難しい自然科学の本で、ポストモダンという、蒙昧主義的な分野への激しい突っ込みの告発本的な感じ。
相対主義はよく分からなかったが、むずか難しい科学用語を並び立てて、あたかも心理学、社会学、言語学に関係のある難しい事を論じているように見せ掛ける上辺の論文及び思想への弾劾の書なので、哲学を学ぶ際には自分も注意しようと思う。
ポストモダン語を3ヵ月でマスターしたソーカルはなこなかにユニークであると思う。
この本を読むのには理解しようという意識が働いてしまい、かつてない程にパワーを無駄に浪費しつつ、ポストモダンの所は流し読みでよかったのだと最後の方になって気が付いて、時間を無駄にしたかもしれないとわかり、後悔した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月3日
読了日 : 2016年4月24日
本棚登録日 : 2024年1月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする