まずは表紙の人間にガッカリ。
文学の表紙に人間の写真を使うのはナンセンス。イメージを固定させる悪戯と思う。
人間失格に次ぐ太宰治作品で短編を読んでいったけども、今作で偶に思い出したようにやりたいと思っていた、知らない単語を一つずつ調べてから読んでいった。暗記力が良い方でもないので為になるかは自分にも判断つかないが、そこそこ楽しめた。
作品自体は、太宰の駄目な所と文章の美しさ、唐突な登場人物の行動力と心情の爆発が心地良かった。
溜めに溜めての走れメロスは作者の自分への叱咤と正義への憧れ、またそれが報われることへの願いを感じた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年1月2日
- 読了日 : 2015年12月2日
- 本棚登録日 : 2023年12月18日
みんなの感想をみる