「日本は知の鎖国状態にある」
世界に通用する“国際派”プロフェッショナルになるためには何が必要なのか。
日本の大学や社会、経済が抱える課題とその解決策を提言する。
私は社会を変革する「出る杭」を育てていきたい。
日本で最高峰とされる東京大学の学生たちがテレビ番組でクイズを反射的に解くのを見て、「頭がいいね」などと言っているようでは話にならないのです。
コンピュータが知識で人間を超えた今の時代、いまだに知識だけをひたすら蓄える教育しか受けていない日本人は、自らの頭で考える経験を積んでいる海外の真のエリートたちと、コンセプト(発想・概念)では勝負になりません。私は「高等教育の目的は何か」を問うていきたいと思います。
第1章 時代に取り残された日本の教育現場(世界水準から後れをとる日本の大学;真の高等教育を受けられない日本の学生たち )
第2章 停滞から凋落へ向かう日本の科学技術(幻想で終わってしまった「科学技術創造立国」;質も量も異様な低迷を続ける日本の論文 )
第3章 「失われた30年」を取り戻せるか(もはや過去の成功談でしかない「モノづくり日本」;デジタル時代の土台を築いたアメリカの国家戦略 )
第4章 日本再生への道標を打ち立てる(世界の常識は日本の非常識―憲政史上初の独立調査委員会;事故原因隠蔽のため「透明性」を拒否した日本政府 )
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- 感想投稿日 : 2022年11月20日
- 読了日 : 2022年11月19日
- 本棚登録日 : 2022年11月19日
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