わたしは「ひとり新聞社」――岩手県大槌町で生き、考え、伝える

著者 :
  • 亜紀書房 (2022年9月28日発売)
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自分が生まれ育った町に何の関心も持たず、文章もろくに書いたことがない引っ込み思案な「わたし」。
震災を機に踏み出した、町と自身の再生への道のり……。
被災地復興の光と影、真のメディアとジャーナリズムのあり方を忖度なくあぶり出した、自伝的ノンフィクション。第1章……生きる意義を見失っていた震災前
■私が生まれ育った町、大槌
■大病続きの人生

第2章……大槌町の新聞を作りたい
■津波が襲った日
■素人が「大槌新聞」を創刊 

第3章……地域メディアミックスに挑む
■人口1万人の町だからこそ 
■選挙で状況が一変する 

第4章……中断された震災検証
■調査不足だった初回の検証 
■二度目の検証をしたけれど 
■記録誌は「検証」ではない 
■誇れる民間のアーカイブ 

第5章……解体された大槌町旧役場庁舎
■保存から一転、解体へ 
■解体に熟慮を求めた住民 
■訴訟にまで発展した末に 

第6章……本当の復興はこれから 
■課題はいろいろ
 ・縮むまちづくり
 ・官民連携の難しさ
 ・地域情報はコミュニティの基礎
■地方自治の現実と可能性
・町役場で相次ぐ不祥事 
・議会好きだからこそ言いたい 
■復興とは何なのか 
 ・税金の無駄にならないために
 ・古くて新しい、お祭りの力

第7章……創造的メディアをめざして
■大槌新聞とマスコミとの違い 
■いつか絶対良くなる 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月19日
読了日 : 2022年11月18日
本棚登録日 : 2022年11月18日

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