代理母、はじめました (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社 (2021年2月20日発売)
3.31
  • (32)
  • (106)
  • (157)
  • (34)
  • (14)
本棚登録 : 1305
感想 : 139
2

富士山噴火や地震などの災害や、男尊女卑や貧困などの格差社会や差別のこと、LGBTQのこと、血の繋がりは大切なのかということ…

テーマが盛りだくさんすぎて、結局何を伝えたかったのか最後までよく分かりませんでした。代理母をする女性が増えるためには、上記のことが必要なのかもしれないけど、それにしても多すぎる。

私も祥子のように、主人公が代理母をやらされて嫌な気持ちになったのに、お金儲けのために代理母の事業するのは違うんじゃないかと思った。いくら代理母をする女性に寄り添うといっても、リスクはつきものだし、主人公のように嫌な気持ちになる人もいるんじゃないかな。そこが終始もやもやしてしまいました。

最後も急にハッピーエンドになって、お金や仕事さえあれば幸せになれるってこと?うーん…となってしまった。私には合わなかったかも。でも代理母のことを知識としてたくさん知れたのは良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月10日
読了日 : 2022年12月10日
本棚登録日 : 2022年12月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする